ストールを選ぶちょっとしたポイントをお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください。

選ぶときのポイント

わたしがお薦めする選ぶポイントは、

「大は小を兼ねる」を意識して「100㎝×200㎝」のサイズです。

但し、薄くて軽くて肌触りがよく、ホームクリーニングが可能な素材がベストです。

この条件に近ければ近いほど使い勝手に富んでいるからです。

薄手の素材は、空気を含んだようなアレンジでボリューム感を作れるにもかかわらず、
折り畳んでコンパクトに持ち運びもできます。

軽い素材は、巻き心地がよく首や肩に負担がありません。
厚手で重い素材は、巻き心地も悪く、とても扱いにくいのです。

肌触りのよいものは、素肌にも優しい天然素材をお薦めします。
シルク、綿、麻、カシミア、ウールなどの天然の素材なら安心です。。。
と断言したいのですが、
最近は、シルクにアレルギー反応が出る実例も聞きましたので
その辺りは、ご自分で必ず判断してくださいね。

ホームクリーニングができることは、清潔さを保ち、何より気持ちよく使えます。
経済的にもいいですね。
今は、シルクもカシミアも手洗いできる素材に改良されてきているのと同時に
そういった素材に対応した洗剤も進化してきています。

以前の記事でもお伝えしましたが、
ヴィスコースやモダールなどのレーヨン素材の進化は著しいです。
植物繊維を織り込んだ半合成繊維は、
薄手で軽くシワになりにくく、ホームクリーニングもできるので優れものです。

>>>こちらの記事もご参考にして下さい。
化学繊維と天然繊維の合成繊維についての内容です。

 

お薦めできないもの

実は、お薦めできないものも平然と店頭に並んでいることを知っていただきたいです。

安価なアジアン雑貨店で売られているエスニック柄のストールは目を引きますね。
ところが、
染料が悪く、色移りや色落ちがひどいものもありますので注意が必要です。
柄はよくても、技術不足です。
購入は見送った方が賢明と敢えてお伝えします。

そして、
本体の色糸でなく、フリンジ部分だけ白い糸のストールは、
とても安っぽく見えます。
同じ価格なら、お高く見えた方がいいと思いませんか?(笑)
フリンジも本体と同じ色糸のストールを選ぶことをお薦めします。

 

色や柄選びのポイント

経験上、色や柄を最優先に選ぶ方がとても多いです。

そこで、あなたの手持ちの服は何色が多いですか?

まずは、一番間違いなく合わせるのなら
ストールの色柄に服の色が含まれていると
まとまり感のあるトータルなスタイリングが作れます。

柄のストールに無地の服を合わせたなら、ストールがアクセントとなり引き立ちます。
最初は、服の色が含まれているストールを選ぶことをお薦めします。
例えば、紺色の無地のニットに
紺色を含む柄ストールを巻く感じです。

柄の服に柄のストールを合わせたければ、
同じパターンの柄や配色が同じだと繋がりができてまとまり感が作れます。
違和感なく馴染む柄合わせです。
例えば、水色と白のギンガムチェックのシャツには
水色と白のギンガムチェック柄のストールを合わせる感じです。
チェックの大きさが異なる方が共布な感じから離れるので
コーディネートの実力があると見られるかも。

似合うと診断された色、好きな色
アクセントとなる色
お顔周りには、かなり影響しますね。
ですが、色は素材によって見え方が変わります。
そこのところは、是非押さえていただきたいポイントです。
実際に、シルクと綿では同じ白でも
見えかたが違うことは一目瞭然でしょう。

ここまでくると、
着る服と巻くストールの素材の合わせ方も
ポイントになりますよ。

お薦めは多色遣いのストール

わたしがお薦めするのは、多色遣いのストールです。

色々な色が含まれていると、そこに含まれた色合いの服に合わせやすく
着る服の選択肢の幅が広がります。

服とストールの色の繋がりを意図的にしたスタイリングは
見た目も上品で小物遣いを知っている上級者に見られます。

もうひとつ、
大輪の花柄は敬遠しがちですが、
巻いてしまえば大輪の花なのか何なのか、全く分かりません。
小花のリバティ柄より、はるかに大人っぽく優美にあしらえます。

ストール売り場

購入されなくても、売り場を見るだけでも勉強になります。

今まで見向きもしなかった色柄に、敢えて手を伸ばしてみてください。
意外や意外
新しい感触を見つけられるかもしれません。

試着はただですから、ぜひ巻いてみて。
見るのと巻くのでは大違いです。

巻き心地、色柄の出具合をチェック。
巻いた感じを自分の目で見て感じてください。

店員さんのアドバイスでなく、自分で感じることが最も大事です。

そのストールは、自分を輝かせてくれますか?

選ぶポイントのまとめ

ここで、まとめておきます。

サイズ 100㎝×200㎝

色柄  持っている服の色が含まれているもの

素材  軽さ、薄手、ホームクリーニング可能な素材

全ては、お手持ちの服の色、柄、素材と違和感のないもの、相性のいいもの です

どうぞ、ご参考までに。