意外と知られていないスカーフのマナーを
ぜひ知っていただきたいです。

スカーフとストールの違い

スカーフとストールは、
首に装う巻き物とひとくくりにされがちな現状があります。

ところが、
スカーフとストールはカテゴリーが違います。

スカーフは、正方形もロングも着装(服装)の一部。
ストール、マフラーは、外套着扱いです。

これについて、知っているのと知らないとでは
正式なマナーについても同様なことが起こります。

恥をかかないためにも
ぜひ知っていただきたいことです。
次世代の方に継承していただきたいことでもあります。

フォーマルでのスカーフストールマナー

フォーマルな場ではマナーを知らないと相手の方に大変失礼になります。
個人レベルの恥ではなく、親族までも被害にあいます。

最近は、
正式なマナーもゆるくなり正統なマナーが消えつつあることも実情です。
若い老いに関係なく、世の中の風潮なのか

せめてフォーマルの席では、常識的なマナーを守った装いをすべきではないでしょうか?

例えば、冠婚葬祭の場面
フォーマルなお席では、
シルクスカーフは服の一部なので、敢えて外す必要はありません。

然しながら、
ストール(マフラー)は外套着扱いなので、着脱して入室するのが正式です。

今では、ストールを装ったまま平然と席に着く方を見掛けたりします。

どうか、心に留めていただきたい!
ストールは外してください。

喪の席での勘違い

喪の席、特に寒い季節によく見掛ける光景があります。

黒いパシュミナを羽織って、祭壇の前で手を合わせていらっしゃるかた。
実は、とても失礼な行為なんです。

先程も申し上げたように、パシュミナストールは外套着扱いです。

祭壇に行く前には外さなくてはなりません。
それは、故人に対して敬意を表するマナーです。

黒のシルクスカーフ、
正方形でもロングでもシルクスカーフなら問題はありません。

マナーについては、思いやりのあるスカーフストール遣いの姿勢であると
言葉よりも行動で示していきたい想いです。
そして、次世代にも継承していくつもりです。

共感いただけるなら、ぜひお伝え願いたいです。

スカーフストールのマナー

礼服とマナーについて

マナーとは、礼儀作法
社会生活の中で相手やその場に敬意を表することではないかと考えます。

失礼ではないか?
喜んでくれるか?
主役を立てる思いやりの心こそが根底になければなりません。

最近は、恥ずかしい気持ちが鈍くなっていることが
とても残念です。

慶事より弔事については、特にマナーを意識すべきとお伝えしたいです。
故人を敬う
故人を見送る

葬儀ではブラックフォーマルが常です。
布製のバッグとシンプルなパンプス
ネックレスは一連、
二連、三簾は悲しみが重なるという習わしから不可です。
イヤリングはひと粒
ブラックパールか黒曜石
ゴールドの金具は不可
真っ赤な口紅やマニュキアは不可

以前、ある女優さんの葬儀の装いの常識のなさに驚きました。
女優さんである前にひとりの人間として、ファッショナブルなブラックドレスは見苦しいです。
注目される人物ほど、正当なブラックフォーマルで出席していただいて
模倣となってもらいたいものです。

全てはお悔やみの気持ちから、
ひとりの人間として節度あるマナーは不可欠です。

たかがスカーフ一枚のことですが
たかがストール一枚のことですが
どうか、ふさわしい使い方をお願いします。