ただ巻いていると
巻きこなしているとの違いのポイントをお伝えします。

いつもどんな風に巻いていますか?

レッスンの前に、必ず質問する言葉です。

すると、
「こんな感じです」と見せてもらいます。
首に1回ひと巻きして前で垂らす
「どの人も同じように巻いているから見よう見まねです」
「これしかわからないです」

ただ首に巻きつけている感じがとても多いのが現状です。

少し前は、きちんとストールを折りたたんでから
ひと巻きして前で垂らしているパターンが多かったんです。

ところが、
ここ最近では、ストールをたたまずにひと巻きするパターンが多くなりました。
シニアなご婦人は、今でも割と折りたたんで巻いていますね。

ひと巻き

巻きこなすのポイントは?

巻く前のひと手間と巻いた後のひと手間が大きな違いを生みます。

巻く前のひと手間

ストールをきちんと折りたたむのか?たたまないのか?
両端のフリンジをどうするか?
ここが最大のポイントです。

ストールの先端を揃えて巻くと、先端もフリンジも揃ったままです。
ところが、
ストールの端の途中を持って施すと、
フリンジが縦に広がり、フラットな先端はドレープができます。
持つところを変えるだけで、先端が動きのある表情になります。

これが、巻く前のひと手間の大きなポイントです。

そして、
巻いた後は、巻きっ放しにせず、
ストールのボリュームを抑える
ボリュームを出して立体的にする
ここでも、ひと手間加えてカタチやバランスを整えます。

意外と、巻いたら終わりとピリオド。
巻いた後のひと手間も、大きなポイントです。

巻きこなす

ひと手間を惜しまずに習慣にしてもらえたら

巻く前のひと手間
巻いた後のひと手間
これを習慣にしてもらえたら、巻きこなしている理想的なカタチに近づきます。

後ろ姿の巻き具合を確認したり、
右や左に寄せてみたり
立体的にストールを膨らませたり
両先端の長さを調整したりと
手を動かしてみてください。

ひと手間が習慣づいたら
「ただ巻いている」から「巻きこなしている」へ変わります。

ひと手間を忘れないことです。

巻かれているのではなく、
自分で巻いている、巻きこなしているを目指す

ステキに巻きこなしている街行く人になってください。