「着る」こと、「装う」ことについて
文献などを読んだ上、わたしの考えをお伝えします。

「着る」こと

人類の歴史において、食物などを求めて移り住む風土や環境に適応し、身体を寒暖や障害から守る目的があります。
また、衣類を身につけることで、自分を変身させ、「装い」の世界へと導く意味もあります。

暑さ寒さをしのいだり、機能重視で選ぶこと。

ここで、面白い文献から
裸のヒトは、まず身体を飾ることから始めた。
それは皮膚に描かれた1本の線であり、あるいは1本の紐であったのかもしれない。
なんらかのものを身体につけることによって、ヒトは「着る」ことを学んだのである。

人類の歴史で、食物などを求めて移り住む風土や環境に適応し、身体を寒暖や障害から守ることであり、
衣類その他を身につけることで、自分を変身させ、「装い」の世界を形づくることでもあった。と

人間と動物の違いは、衣服を着ることではなく、衣服を脱ぐことである。
気候風土に適応するために「着たり」「脱いだり」着替えをする、自らを満足させるために着替えるのは人間だけである。

衣服は気候環境に合わせて「着たり」「脱いだり」するばかりでなく、自己表現の手段でもある。
着ることは、人間の欲求に応じて、いつでも取り替えることのできる皮膚である。と

人体と布で「着るもの」になり、人体と衣服で服装になる。

平面の布が立体を保つには、人体の支えなくしては成立しない。
垂れる布の安定させることで着衣の形態が定まる。
着る「人間」、身につけた「衣服」、その「動作」とが統合されて、躍動美が生まれる。

 

「着る」ことの始まり
「着る」という行為の奥深さを知りました。
だから、おろそかにしたくないと。

普段着を着る
日常着を着る
普段の暮らしの中では当たり前のこと

非日常の「着る」が、もしかして「装う」なのか?
お出掛け
よそゆき
フォーマル

人体と衣服を繋ぐ言葉として、
「着る」「羽織る」「被る」「履く」「まとう」「巻く」
「結ぶ」「留める」
これらは、全て動作を表現した言葉です。

「装う」は、これら人体と衣服を繋ぐ動作の言葉+α
「装う」になる+α

「装う」こと

さて、「着る」+α =「装う」 と考えるなら、
正装する
立派な衣服や装身具で身なりをととのえる
身なりや外観を整えたり美しく飾る
英訳は、dress

また、表面や外観を飾って、他のものに見せかける。ふりをする

このふたつの意味は、真逆ではないでしょうか?
前者は、身なりや衣服でととのえることで実像を更に輝かせてくれる
後者は、実像以上のものになるために過度な施しで虚像を作り上げる

+αの加減次第では、好感を持たれるか、嫌悪を持たれるかに分かれます。
加減の中には、知識、知恵、工夫、感性、趣味などの組み合わせはその人次第です。

そして、TPOや最低限のマナーは装う以前のこと
内なる人間性も映し出されてこそ、「装う」に近づきます。

そこの空気感に馴染む「装い」が
上品さと奥ゆかしさの衣装をまとう装う人になると考えられないでしょうか?

美智子さま

加齢と共に、盛り盛り、派手派手、キラキラに偏るより、
素の自分を磨いていく方がどんなに価値あることか。

生きてきた様が見えます。
だって、薄っぺらな人って見抜ける年頃になりましたから。

自分の本質にこそ「装う」が似合う人でありたいと。

未完成だから、
足りないところに気づき
憧れを持ち続けるのです。
わたしにふさわしい「装い」とは?
と常に自問自答の繰り返しです。

こんな風に想える今の自分と取り巻く日々に感謝です。