カーディガンはボタンの掛けかた次第で幾通りの着こなしができます。
丸首のカーディガンと
正方形のシルクスカーフでスタイリングのご提案です。
ボタンを掛けずに着る
ボタンを全部掛けずに着る場合、
カーディガンを羽織る感じです。
バイヤス折りにしたスカーフを
首から掛けただけでライナー風にアレンジしました。
特に無地のカーディガンなら、前開きの縁に添って
スカーフの色や柄のラインができます。
縦長な効果もあり、色柄が目を引くいいアクセントになります。
胸元辺りのボタンを掛ける
カーディガンの前ボタンを胸元辺りで掛けると、
X(エックス)のような前開きのカタチになります。
丁度、交差したポイントがボタンを掛けたところになります。
ボタンを掛けたことで、上半身のラインがはっきりして、
きちんとした印象になります。
首元のデルタ部分をアスコットタイでアレンジしました。
レギュラーのアスコットタイを広げて太めにして
首元が隠れたので、中にブラウスを着ている風になりました。
ボタンを全部掛ける
カーディガンのボタンを全部掛ければセーター風になります。
首元にはスカーフをアレンジして目線を上げアクセントにしました。
リボン風なので、
結び目が中央にあるだけで、急に幼い感じになってしまいます。
そこで、結び目をどちらか(ここでは左です)に寄せて
先端も敢えて向きを変えて動きを出します。
これだけで、幼さから遠ざけることができるのです。
一番上のボタンだけを掛ける
カーディガンの一番上のボタンをだけを掛けます。
ボタンを掛けたところを頂点に三角形のラインができます。
このシャープなラインに合わせて
首元のスカーフのラインも同じようにしました。
カーディガンのネックラインと
スカーフのアレンジのラインがマッチした装いになりました。
このように前開きのカーディガンのボタンの掛けかた次第で
一枚のカーディガンの表情が幾通りも変わります。
それに合わせて、
スカーフのアレンジを変えます。
一枚のカーディガンと一枚のシルクスカーフが工夫次第で
幾通りもの着こなしができるのです。
ポイントは、ネックラインと前開きのラインに
スカーフアレンジをいかに合わせるように工夫するかです。
色や柄だけに注目して合わせるだけでなく、
着る服のデザインとも合わせる意識があると
より一層、マッチしたスタイリングに近づきます。
ネックラインとスカーフアレンジ、
あなたも少しだけ意識してみてください。
一例ですが、ご参考まで。