お着物を召されたご婦人との出会いで谷川の引き出しが増えました。
新たな視点です。

従来の着物とショールのスタイル

お着物にはショールを肩から掛けるスタイルが定番であり
お決まりのパターンと思われているのではないでしょうか?

ほらほら、こんな感じです。
はらりと肩から羽織るスタイルです。

着物とストール

更に、
振袖に白いファーは成人式でよく見掛けますね。

振袖とファー

着物について詳しくないので、
このふたつの羽織り方だけ拝見したことがあります。

着物にストールをアレンジ

ところが、お着物を召されたご婦人にストールをお薦めしたところ、
洋装で巻くアレンジを施しました。
これが、驚くほどしっくりして驚きました。

120㎝四方の正方形の大判ストール
素材はウールです。

偶然、お着物と同じような色味と柄のストールの
首元へのアレンジです。

いかがでしょう?

全体像を拝見しても全く違和感を感じません。

何より、新たな装いにご本人さまもびっくりです。
(画像はご本人さまの許可を得ています)

着物とストールアレンジ 着物とストールアレンジ

実は、この他に
茜色のウールの長方形ストールもアレンジしたのです。
これまた、シックな織りのお着物に茜色がいい差し色になって
またまた違う雰囲気の装いになりました。

着物とストールのアレンジが意外にもマッチングすること、
新たな驚きの視点でした。

但し、
素材、色柄、サイズを考慮した上で、
洋装で巻くストールのアレンジと着物の融合が可能になるのです。

今までも、スカーフで帯締めや帯揚げは聞いたことがありましたので、
今後も、着物とスカーフストールの融合もありと伝えていきたいですね。

あなたのお手持ちのストールと着物が融合できるかもしれません。

実は、他にもアイデアがあるのですが、
お着物好きなかたに是非を伺ってみたいです。

余談ですが、今様な着物の着こなし

最近は、京都や鎌倉でレンタル着物を召して
街巡りをしたり写真に納まったりする風潮が若い世代に流行っているとか。

着物文化は、日本人のDNAに宿っているのかもしれません。

とはいっても、今の若い方のスラッとした体型でも
着物を今様に着こなしていることに
これまた、時代を感じます。

例えば、こちらの柄合わせ
洋服では、なかなかハードルが高くても
着物なら、とっても艶やかでステキです。

この違い、不思議な感覚はどうしてなのでしょうか?
謎です。

 

着物着物

こちらは着物の柄の一部と袴の色を合わせています。
洋服にも通じるものがありますね。

袴

着物の色柄の合わせ方
洋服での色柄の合わせ方
お互いのいいとこ取りです。
それぞれを楽しめたら、色と柄の世界がもっと奥深く広がりそうです。

合わせて、服とスカーフストールの合わせ方にも通じる気がします。

 

さて最後に、こちら

着物

着物にベレー帽

なんだか、とってもセンセーショナル
今様に粋です。

他に、大正ロマンからか
ブーツを履いたり
イヤリングやカチューシャ

先日、お会いしたかたは
タートルネックのカットソーを中に着てらしいて
着物を着こなす柔軟なアイデアや
多様なスタイルに見習うことが多々ありました。

 

和と洋、
古きよきものと今の時代を上手に融合してみるのもいいものです。

 

付下げ

成人式以来の和装

着物の華やかさ、艶やかさは
洋装とは違うもの

これをきっかけに、
着物にも触れていきたいなと感じた次第です。

 

 

 

 

 

注:無料画像より掲載させていただきました。