色の合わせ方は知識と感性で全体像の印象が決まります。
ぬのこころ谷川スタイルの色の合わせ方です。

色大好き

そもそも視覚から入る色彩感覚が好きで、その感覚はとても敏感です。

子どもの頃の絵画教室が原点でしょうか。
水彩絵の具の混色マジックが今でも忘れらられません。

色彩についての初歩的なことは学校の授業で学んだだけで
美術館で培った多くの作品が記憶に刻み込まれています。

わたしが色についてきちんと学び始めたのはカルチャーの講座からでした。

色彩コーディネーターの資格取得に基づいたカリキュラムは
今でも多いに役に立っています。
奥深い色の知識と理論
色彩の配色
色名
講師独自の色の視点も新たな知識となっています。
歌舞伎や景観、花の色の教えは
その後の色感覚を更にレベルアップしれくれました。

色彩の調和配色が基本

ワントーンやワンカラースタイリングは
カマイユ配色
ドミナントカラーやトーン
グラデーション
の調和配色の基本があるので
直ぐにイメージにできます。

ナチュラルハーモニーは
いかにも自然に調和された色彩ですが、
違和感のない色の合わせ方のヒントになっています。

トーナルカラーは、
サイドの低い色彩ですが、
まるでアースカラーを組み合わせたような自然界の色になります。

アクセントには、
明度の差、彩度の差、色相の差があればあるほど
アクセントのインパクトは高まります。

知識でイメージを想い描けるのも強みですね。

季節と融合した自然からのヒント

ガーデンデザインからも色合わせのヒントをいただいています。

花と葉のグリーンの組み合わせは、主役と脇役
似た色の花で揃えれば、花のカタチで変化を感じます。
ダークな色の葉を加えれば、全体を引き締めてくれます。

そして、季節と融合した自然の色に魅了されます。

桜の咲くころの陽の光と若葉はパステルな色に優しさを感じます。
山肌の紅葉した景色の見事なコントラストは、秋の装いにも反映されます。

植物や自然の色は、何ものにも勝る本当に美しい色です。
意図的でなく自然な色彩での調和は圧巻です。

360度周りの色を見渡せば、感性に合う色合いが自然と目に入ってきます。
あなたの好きな世界観を心に留めておいてください。
いつか、潜在意識となり表現する場面があります。

ストールの色をリンクしたスタイリング

ストールを巻いたスタイリングを考えるとき、
ストールの色をどこかのアイテムとリンクさせるとまとまりのある印象になります。

ストールのブルー×ブルーのバッグ
スカーフのグレー×グレーのパンツ

例えば、下記の画像で
ストールの柄の一色、グレイッシュなブルーとバッグの色でリンクしました。
目線を分散してツーポイントで調和させています

リレイティブカラー

このように色をリンクすることで、まとまりのある違和感のない印象になります。
更に、
色を散らかさず、2~3色でまとまることもポイントです。
2~3色の色選びは、
同系色、色の濃淡など色彩の知識が役に立ちます。

紺色は青に黒を加えた色
茶は赤に黒を加えた色
混色の基本からリンクする色を選ぶこともできます。

ぬのこころ谷川が違和感のない色合わせにこだわるのは、
見る側にも違和感を感じてほしくない
違和感のある人間と思われたくない
違和感は着心地や落ち着きを失います。

色の視覚的要素は
見る側にも
見られる側にも大きな影響があるからです。

色をリンクする手法は
それを回避するためのひとつの方法です。

「リレイティブカラー~色を繋げることで調和する」

この色を繋げるについては、
園芸家の吉谷桂子氏著書「庭の色」の中でも述べられています。

「リレイティブカラー~色を繋げることで調和する」

ガーデンスタイルだけでなく
ファッションスタイリングにも通用します。

色をリンクして調和する自然体なカラーコーディネートが
ぬのこころ谷川のスタイルです。

リレーションカラー