わたしの兼ねてからの夢に、作家さんを応援したいという想いがありました。
想いもよらないご縁から実現できたのです。

支縁から感謝へ

「支縁」はご縁をいただいたことでお互いに支えあっていきたいという想いの造語です。
この世の中の人と出会い繋がる
縁とは不思議なものです。
支えあうには、お互いに信頼関係がなければ成立しません。
わたしのスキルを信頼し、声を掛けていただけたことに感謝しかありません。
支縁から感謝が自然と生まれます。

作家さんが光なら、わたしは影でいい。
でも、内心は嬉しくて光輝いています。

織り工房

作品のストールで巻き方を伝授

一本の糸が、機織りでひと編みひと編みでストールになっていく

作家さんの想いと時間をかけて完成したストールは、
格別に温もりと優しさを感じます。

ひと織りひと織りの作品は決して安価なものではありません。

それでも、作家さんを応援してくださる方が大勢来てくださいます。

大変迷われていたゲストさまに
巻き方や合わせ方などのアドバイスをさせていただきました。
手持ちの服と合わせやすいか
差し色にするか
従来の印象のままにするか
使い勝手のいいもの
自分のスタイリングに添うものを選択するには、
人それぞれの価値観があり無理強いすることはできません。

柔らかいカシミアの素材を生かして
空気の層を作るようにふんわりした巻き方
ふんわりした風合いを敢えてボリュームを抑えた巻き方

カシミアやシルクは天然素材なので、
風合いを損ねないようお手入れ方法も合わせてお伝えしました。

織り作家

作家さんは作品で自分の世界観を発信

作家さんものは、唯一無二のもの
世界に一枚だけです。
なので、機械製造の大量生産でないところに惹かれます。

ひとつの作品の完成には、織るだけで3週間の時間を要するとお聞きしました。
単純に24時間×21日=504時間
前段階で、糸選び、購入、作図などに費やす時間もあることを想像すると
この一枚が愛おしくなるのは当然です。

何より、作家さんのお人柄も作品に投影します。
来てくださるゲストさん、
ゲストさんとのやり取りを傍で見ながら
作家さんと作風は相似することを実感したのです。
作品そのものが作家さん自身です。

わたしがいただいたカシミアのストールは
作家さん自身の想いも一緒に巻かせてもらっています。
素材は軽くても、とても重厚な感触なんです。
一生大切にしたい一枚になりました。

糸巻き

これからも、ご縁をいただけるなら
織り作家さんの影となり、お手伝いできたらと考えています。

夢が叶って、この上ない喜びを感じた経験でした。