これまでに良くも悪くもプロから学ばせていただいた実体験をお伝えします。
振り返ると
模範となること
反面教師として鑑となることは全て財産となりました。
カラーの講師
わたしは、下の子が幼稚園に通いだしてから色彩の講座に興味を持ち学び始めました。
色は幼いころから好きだった気がします。
外遊び
お絵描き
着せ替えごっこ。。。
小さい頃の遊びが礎でしょうか。
数年の通学で、文部科学省認可 色彩コーデーネーター1級取得をとることができたのは、
その後のわたしにとって、かなりチカラになりました。
基本的な色彩の知識はすべての土台になったこと
わかること、深めることの面白さ
家庭とパートのすき間時間で取り組んだ試験勉強を成し遂げ合格できたこと
本当に誠実に色彩と向き合った時間でした。
教えていただいた講師は、
色彩の知識や教養が豊富で、
美術や歌舞伎、日本の色、色彩の書物などを授業の中でたくさん紹介してくれました。
似合う色やメイクなどもカリキュラムに含まれていて
暫くおしゃれから遠ざかっていたわたしの弾みになったことも覚えています。
師のお陰で、
色彩に対する感覚は磨かれ、
考え方は拡がりました。
今もこれからも継続していく姿勢です。
スカーフ講師
色彩の知識を活かして、何かしてみたいとは考えていました。
おしゃれ心を取り戻していた頃、
スカーフアレンジの講座を知り、自分のためにと学び始めたのがきっかけです。
ここでも、いいご縁のお陰で、
スカーフ講師の資格を取ることができました。
筆記と実技、
とにかく繰り返し繰り返し練習を積み重ねました。
師は、スカーフアレンジを教える講師としては先駆者。
とにかく、何度も何度も親切丁寧に指導してくれました。
繰り返し繰り返し復習する大切さ
手に覚えこませる感覚です。
「基本のキ」の折り方、掛け方、結び方のアレンジが
レベルアップしたスキルでも美しく仕上げることの土台になっています。
一番に、教えにブレがないこと
本気度と全うする覚悟を感じつつ
間違いなく信頼できる師でした。
基本の大切さ
繰り返しの鍛錬
これを理解しなければ、次はありません。
スタイリングの講師
色やスカーフアレンジを学んでも、
やはり、トータルなことを学びたくなりました。
まずは、自分のスタイルを見つけたいとかなり貪欲になっていた頃。
スタイリングの学びには、
複数の講師
多額の授業料
たくさんの時間
かさむ被服費
と、かなり自己投資してきたのです。
初めてお会いしたスタイリストは、
ファッションコーディネーターを養成するパイオニアだった気がします。
プロの方のお話が聞けると、かなり緊張して出掛けたのを覚えています。
ところが、
お会いしてみたら、
化繊の柄のワンピースにレザージャケットを羽織った装い
びっくりしたことに
ワンピーズの裾の糸が切れて、裾は剥がれ、糸はちょろちょろ出ていて
とてもファッションのプロとは程遠く興ざめしてしまいました。
「こんな人が???」
次に「パーソナルスタイリスト」という名称を知り、
その道の養成講座を受講しました。
数十万の授業料、
受講場所は、都内カフェ
分厚い資料
ところが、どうしてか全く身に入らなかったのです。
宿題もままならず、
多分、学んでいる自分に満足していた気がします。
ベーシックが修了して
次のレベルに進む段階で提示された授業料の差異に不信感を持ち辞めました。
養成講座の授業料は高額です。
せめて授業料の内訳は教えてもらいたい
結構アバウトなビジネスだなぁと
後々知ったのですが、都内カフェでの数時間の受講はあり得ないこと
主婦の金銭感覚では納得できなかったことです。
この受講の最中、勉強のためにと
どこかのプロのパーソナルスタイリングを自腹で受けてみてと指示があり、
スタイリング料28000円
お茶代、自己負担
資料なし
当日、待ち合わせのカフェで簡単なカウンセリング
連れていかれた店舗とは懇意の間柄のようで
そこで勧められたジャケットは
どうみてもサイズが大きく、わたしには合わないと即、自己判断
ところが、「とっても似合ってる」と
「???」
次に勧められたジャケットはとても高額
こんなの着て、どこ行くの?
ここでも、「すごくいい!」「???」
とにかく、お財布からお金を出すまでねばるねばる
多分、この方とショップはWinWinの関係と疑いました。
断固として買いませんでしたけど!
28000円も支払う価値なし
プロなの???
本当に驚きと衝撃で
これも勉強なのか
選んだ自分が情けなくなりました。
次は、カラー診断をメインに
その診断結果を基にスタイリングがパターン化されている講座を学びました。
この頃は、カラー診断ができれば
色もスカーフも活かせることを最優先に考えてしまいました。
と言っても、カラー診断に常々不信感を持ちながら、
この師の診断方法ならと学んだわけです
ところが、実践のモニター診断で、その師とわたしの診断結果が違うと不機嫌になったり
わたしがタイプ以外の色の服を着ていくとかなり怒られました。
クローゼットは、真っ黒化していきます。
この時に、
「いったい誰のために服を着ているのだろう」
「どうして着ていきたい服、好きな服を着てはいけないのだろう」と
疑問を持ち始めたのです。
診断されたものより、
「着たい」「着ていきたい」」気持ちでないと楽しめない楽しくない
この気持ちを大事にしたい
これを機に
「自分らしく」
「自分が好きなもの」
「自分の着たい気持ち」で服を着てもいいんじゃないかと
解放されたい自分に気がついたのです。
ここが、大きな転機となったことは間違いありません。
そして、
最後に学んだスタイリストさんは、
わたしの感性とスタイリングがとてもマッチしていました。
座学だけでなく、都内の店舗を巡っての実践、
既製服の見方や選び方、試着のポイントなど細かく教えていただきました。
当時は、似合う服を新調することが主流でしたが、
手持ちの服や小物の合わせ方のアドバイスをいただけたことは
今もスタイリングにとても役に立っています。
自宅のクローゼットの相談もさせていただくほど
とても信頼しておりました。
でも残念なことに、ご本人のSNS事故や
スタイリスト養成を始めるにあたって
わたしが以前学んでいたスタイリストの教材一式を貸してもらいたいと頼まれたときで
信頼していたものは大きく崩れました。
スキルやセンスには学ぶことが多くとも
人間性に不透明さが見えると興ざめしてしまいます。
スキルもセンスも
その人の持つ人間性があってこそです。
学びから得た財産
くどいようですが、
授業料
時間にたくさん自己投資して得たものは
知識やスキルはもちろんですが、
肌で感じた人間性です。
人にプロとしてサービスをさせていただくには、
信頼できる人柄やクリアな姿勢のもとに
スキルや知識をお伝えしなければと改めて胸に刻みました。
不信感
不透明
不誠実な対応は全くの論外です。
必要以上の自分推しも嫌悪感です。不快感です。
この肌で感じた実体験は決して無駄にはしません。
人を鑑みるとは、他と比べ合わせて考えること
わたしは、考え抜くこと
見抜くことを目指しています。
お客さまや受講者さまにも
いろいろな価値観や多様性があります。
そこに寄り添った
無理のない
押し付けるのでもない姿勢でお伝えすることを学びました。
だって、
師のロボットではない
師の真似をすることでもない
師のご機嫌取りでもない
師と同じでは決してないから
「わたしだったら。。。」
「わたしなら。。。」
「わたしは。。。」
と気づいていただく鑑でありたいのです。
過去の実体験があって、自分が目指す理想の信念を見つけました。
どんな人間に出会うか、
出会う人間から学べることは無限です。