よくご質問されるひとつに
シルクシフォンのロングスカーフがあります。
「このテロテロしたスカーフはどうしたらいいのですか?」
薄くて手応えのない素材だからです。
シフォンって、なに?
シフォンは、たて糸とよこ糸を交互に交差させる平織りのごく薄い絹織物です。
絹糸の繊細さで透け感のある
とても軽い素材です。
しっかりとしたシルクのスカーフとは違って、
きっちりしたアレンジは不向きかもしれません。
かたちが作りにくいので、
手持ちにあっても、どう使っていいか分からないということなんです。
実は、シフォンスカーフは一枚あると重宝します。
シフォン素材のかたちにならないくしゅくしゅとした特徴を生かします。
例えば、ただ無造作に巻くだけでも、ニュアンスを生むアレンジになります。
無造作に巻いても、かたちにならないけれどかたちになってしまう
これがシフォンのチャームポイントです。
シフォンスカーフでリボン結びのアレンジ
リボン結びって、年齢を重ねるとミスマッチなアレンジと思われがちですね。
ところが、シフォンのスカーフでリボン結びをすると
リボンが主張しないのでくしゅくしゅふわふわした結びのアレンジに見えます。
よくよく見るとリボンなのね。
透け感のある薄い素材なので、軽やかなボリューム感で首元が一気にエレガントに変わります。
きちっとしたリボンでなくふわふわリボンなら、さり気なくアピール。
この時に、リボンは右か左に寄せるとアンシンメトリーのスタイリングになります。
襟がなければ、結び目を首の横後ろ(肩に乗せる感じ)にするのもなかなかいいですよ。
かたちにならないシフォンですが、
適当に巻いてもかたちになってくれること
エレガントな雰囲気を作るには,持って来いの素材なんです。