ある情報誌を拝見して被ってしまうかもしれませんが、
少量の赤はいい仕事をしてくれます。
赤
赤色は、とても目を引く色です。
チラシのSALEの文字
セクシーな赤いドレス
危険を知らせる看板
血の色や炎の色
闘牛の赤い布
闘争心や威圧感
情熱的で高エネルギーな印象です。
苦手意識の強い色と感じているかたも多いかな。
実は、わたしもその一人。
ところが、加齢と共に
少量なら赤を身につけてもと思えるようになりました。
「年齢をとると赤いものが着たくなるのよ」とは
若い頃に聞いた言葉
潜在的に残っていたのか、
自然とそうなったのかは定かではないですが
少しだけ取り入れてみたのです。
ストールの柄の一部と細ベルトで赤を投入
赤遣いに慣れていないので、分散して目線を散らします。
グレーのカーディガンとデニム
青系のストールとバッグ
メタリックカラーの靴
地味目な色合いですが、
少量の赤はいいアクセントになってくれます。
赤い服は着れなくても、小物で赤なら苦手意識も薄れていきそうです。
還暦の赤
「還暦には赤いちゃんちゃんこ」の風習がありますね。
還暦と赤、テーマカラーです。
暦の干支は60年で1周
生まれた年に戻ることから赤ちゃんに還るという意味合いがあるそうです。
もっと長生きしてほしいという願いも込められて「元気」や「長寿」の意味も託されているとか。
神社の鳥居が赤であることから
「厄除け」「魔除け」の意味も含まています。
何事もなく60年生きられた感謝の気持ちと
これからも元気に前向きに過ごしていけることを願うばかりです。
今では、ちゃんちゃんこよりも違う赤色のものをプレゼントされる傾向ですね。
それこそ、普段から身につけられるものをリクエストしてもいいのかも。
思い切って赤のスカーフとかいかがかしら?
還暦がきっかけで「赤」を身につけられる勇気もいただけるのかな。
色名で変わる赤のイメージ
赤の語源は、「明け」から
因みに、黒は「暗い」からだそうです。
ひと言に赤といっても様々な印象の赤があります。
フランスの伝統色のルージュ
PCCSのヴィヴィッドトーンの赤やダークトーンの赤
日本の伝統色の茜や紅
色名が変わるだけでイメージも変わります。
服に合わせる場合は、どんな赤を持ってくるかが大事ですね。
いい仕事をしてもらうためには、
洋装にあった赤が適切です。
例えば、黒の服に赤のストールを合わせるとき
ダークな赤ならシックなイメージ
ヴィヴィッドな赤ならスタイリッシュなイメージ
赤の差し色が全体のイメージを左右するといっても過言ではないです。
スタイリングは全体のイメージがとても大切です。
赤なら何でもなんて思わずに、折角ならいい仕事をしてもらえるようにしていただきたい。
赤に限らず、アクセントカラーの考え方でもあります。
目立たせる色を持ってくることがアクセントカラーではないです。
これについては、別の機会に譲ることにします。
赤を添える
さて、赤色をどこに添えればいいかなと考えます。
わたしが一番に浮かぶのは、、もちろんスカーフやストールです。
他にはどうでしょうか?
考えてみましたよ。
赤のアクセサリーやネイルはいかがかしら?
以前の生徒さんで
ネイルのおしゃれは目に見えるから、とても心が躍るんですっておっしゃってたなあ。
こちらも以前の生徒さん
黒と赤のハイセンスな小物遣いに圧巻でしたね。
また、お会いしたいな。
少量の赤は、シニアエイジにはとても洗練されたスタイリング効果があります。
赤を差し入れる、その心意気見習いたいです。
こういったことは、毎度でなくても
時々気分転換にしてみるのもいいものです。
ちょっとした赤遣いに挑戦していきませんか?
そのうち、赤い羽織ものに抵抗がなくなるかも
それはそれで、ステキですよね。