ファッションでは、「ワントーンコーディネート」といわれているのが主流です。
「ワントーン」と「ワンカラー」について
わたしが、以前投稿した内容に少し間違いを見つけました。

「色彩論から見えた流行りのワントーン」

ワントーンとワンカラー

ワントーンは、ファッション用語のひとつですね。
同じ色味で全体をまとめたスタイルと思われがちですが、
実は、同じトーンでまとめたスタイルです。
トーンが同じで違った色が、ワントーンになります。

ワンカラーは、同じ色の濃淡でまとめたスタイルになりますが、
何となく、これを「ワントーン」と理解していたようなのです。
今回は、間違いなくはっきりと理解します。

ワンカラールック

実際に、ワンカラールックを見つけてみました。
拾い画ですので、ご了解ください。

ワンカラー

ベージュのワンカラーと考えられます。 ストールの白は、明るさとみなします。

 

 

ワンカラー

グレーは無彩色なので、トーンは存在しません。 なので、グレーのワンカラー

 

 

 

ワンカラー

ブルーのワンカラー。
ウールのニット、シフォンのスカーフと素材感からも色の濃淡を感じます。

 

同じ色合いをワンカラーといえども、
異なる素材感
色の明度や彩度の微妙な差異で濃淡の同系色といえそうです。

ワンカラーと異なる素材

同じ色合いでも異なる素材でまとめてみると、
表面の表情が見事に変わります。
同色の異素材は、面白いです。

ワンカラーカラーブロック

インスタにも投稿しましたが、
上から
シルクのスカーフ
カシミアのニット
ウールのパンツ
ヌバックのブーツ
冬ならではの素材感です。

カシミアやウール、ヌバックは表面がマットなので輪郭がぼやけます。
反対に、シルクのツヤ感でシャープな輪郭は、マットな素材を引き締めてくれます。
首元のシルクは、こういう役割もありなんです。
更に、
お顔周りのツヤ感は、お顔映りとエレガンス効果ですね。

色だけでなく、
異なる素材の組み合わせも考えることで、奥深くファッションを楽しめます。
加えて、画策も操作も計算もできるってことです。

とはいうものの、
あなたの着心地や感触を最優先に服を選ぶことはテッパンです。

ワンカラールックを完成するには、

ベースカラーをひとつ決めること。
決めたベースカラーの服や小物を揃えていく。
その時に、
色や素材を意識して、ベースカラーの濃淡、
或いは、グラデーションで組み合わせを考える。

こんなところでしょうか?

わたしは、ワンカラールック好きなんですよね。
全体的に馴染ませた、違和感のないスタイリングが心地がいいのです。

あなたの心地のいいスタイルは、見つかってますか?

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