自分の美意識で服を着る
美意識って、ちょっとキザな感じがしますね。
ナルシスト?自意識過剰?
美意識は、美しいと感じる心
「どんな物事に美しいと感じるか?」
考えたことありますか?
色鮮やかな花
真っ青な空
モネの絵画
古い家具
目に映るものから美しいと感じるには、
きっとあなたの美しいと感じる共通点があるはずです。
その共通点があなたの美意識です。
どんなものことに美意識を感じるか?
そこに、センスとか感性とかが育っていくと考えています。
記憶にある美意識を装う
花の寄せ植えのコンテナから
ピンクと水色の花の配色が、とても心を動かされました。
記憶のに残る
水色のニットにピンク色と水色のあるマフラーを合わせました。
記憶に刻まれた美意識を表現できました。
印象派モネの絵画が好きです。
モネ展のスイレンの絵画
淡い色合いが記憶に刻まれ
グレイッシュブルーで表現しました。
わたしが美しいと感じるスイレン画です。
美意識が個性に繋がる
美しいと感じる要素が、自分の中にある美意識です。
自分が美しいと感じるものは、他の人は何も感じない
他の人が美しいと感じるものが、わたしには何も感じられない
人それぞれです。
それぞれの感性であり、感受性です。
そして、それが個性に繋がっていきます。
作為や計算もない
心のまま感じればいい
ニュートラルな心で。
心に記憶された色や感覚は
わたしの美意識を育てていきます。
視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚
五感と心で感じて記憶され
わたしに刻まれていきます。
着る服でも
インテリアや食器でも
自分を取り囲む暮らしに反映されます。
作りこまない自然美
不自然
違和感
これを感じるものことには、美意識を感じません。
ありのままの美しさに気づく感性
そこには、自然な美があります。
ファッションは着る人の本質の美を
助けるものと考えたことがあります。
そのもの以上の過度なものは必要ないんです。
そのものをよく観察して
よく感じて
そのものの美しさを見つけられる感性が美意識じゃないかなと感じるのです。
自然な美
ありのままの美しさを感じられる心でありたいです。
そして、審美眼を鍛えていきましょう。
侘と寂の美意識
年齢を重ねていく
重ねてきたからこその美があります。
老い
朽ちていく
枯れていく
どれも暗い表現に聞こえるかもしれません。
年輪は時間を感じ
朽ちるは熟成を感じ
枯れるは枯山水の美を感じます。
人生と同じです。
侘は、不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識
寂は、閑寂さのなかに奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ
これをファッションに当てはめると
少ない服でも工夫や知恵で何とかします。
シンプルな服には加えるものによって雰囲気が変わります。
時間の経過と共に成熟し
時を重ねたら本質の美を感じられる
気づいて育てて熟成させて
消化して手放して
残ったものが美ではないでしょうか?
残った美を着ていきたいものです。