色の基礎的な知識を知っておくと暮らしの中でとても役に立ちます。
義務教育の美術で学んでほしいと密かに望んでいます。

有彩色と無彩色

色は、有彩色と無彩色に分類されます。

無彩色は、黒、灰、白です。
色ではなく、明るさの度合いだけの表現です。
灰色は、黒と白を混ぜた色ですね。

有彩色は、無彩色以外の色です。

モノクロ

色の三属性

色の三属性は以下の通りです。
色相 = 色み
明度 = 明るさ
彩度 = あざやかさ

この3つの性質が揃って色となります。

24種類の色みを表した色相環です。

色相環

黄色が一番明るく、反対側の青が反対色になります。
一つ一つに番号と色名がついています。

色とトーン=色調(明度と彩度)は調和配色の共通要素です

原色に白の量の混ぜた色み
原色に濃いめの灰色を混ぜた色み
原色に薄めの灰色を混ぜた色み
原色に黒を混ぜた色み

トーン

スタイリングにトーンは必須

スタイリングの色合わせにトーンはとても役に立ちます。

同じ色でトーンを変えた配色
同じトーンで色を変えた配色 = ワントーン
微妙なトーンの違いの配色
グレーを混ぜた中間色で揃えた配色
グラデーション

ワントーンのスタイリングです。
デニムカラーでまとめました。

ワントーン

義務教育で色の知識を学んでほしい

色彩検定3級で、色の基礎知識を学べます。
3級の内容を学生の頃に学べていたら、
色に対しての感性が育っていくとお伝えしたいです。

視覚は、色カタチで認識します。

色の名前を知っていたら、表現が豊かになりそう。
色には、温度を感じられます。
寒色と暖色
色には、重量を感じることもできます。
濃い色と薄い色

キャンパスに絵を描くとき、
青と白を混ぜたら水色
赤と白を混ぜたらピンク色
黄色と青を混ぜたら緑色
多色を混ぜたら真っ黒
絵の具で色を混ぜたり水で薄めたりしたことを覚えていますか?
その手法が、スタイリングの色合わせにもつながります。

茶色は、赤と黒の混色だから茶系に赤でも違和感がないこと
紫は、赤と青の混色だから青を持ってきてもOKなこと

絵の具の混色と色の知識があったら、色を楽しんでもらえそうです。

色は、感情にも影響します。
オレンジ色は陽気
緑色は癒し
青色は冷静

色って、感情にも作用します。
色の知識を得ることで、見える世界が豊かになると思うのです。

わたしも、色に興味を持ち
知識を得たことで色の見方や感性が変わりました。
美術館に行くのも
歌舞伎を見たいと思うのも
自然の色に勝るものはないと感じるのも
色の奥行きを知ったからこそです。
服の色合わせや組み合わせにも、とても影響しています。

夜景

色を楽しみたかったら、色を目いっぱい感じてください。