突然のご依頼でした。
「妻の首の患部をスカーフやストールで守れないか?」
首元に疾患のある奥様のために
2015年、気管を切開された奥様を想って、ご主人様からご依頼をいただきました。
首元の患部を守るためにも、スカーやストールでおしゃれに巻く方法を教えて欲しい。
(個人情報保護法を守りつつの発信です。 ご理解ください。)
今までにないご依頼で、当初は大変悩みました。
わたしの持っているスキルが果たしてどのくらい役に立てるのか・・・
まずは、情報や知識を得るため検索したり、知り合いの看護士に相談したりとお引き受けするまでに
かなり慎重にさせていただいた次第です。
最終的に、ご主人様との数回のやり取りから、納得いただいた上でお引き受けすることにしました。
正直、お会いして拝見させていただくまで不安でならなかったです。
素材を最優先に考えました
患部に負担のないようにと素材を最優先に考えました。
条件として、
1 清潔感
・・・常に清潔を保つために手洗いできる素材をお薦め
2 肌触りのいい、素肌に優しいもの
・・・患部に負担を掛けないためにも、天然素材をお薦め(綿・麻・シルク・カシミア・ガーゼなど)
3 患部を保護する
・・・毛羽立ちのない滑らかなもの 軽いもの
これらを総合して、
天然素材であるシルク、綿、麻と軽やかなシルクシフォンをお薦めしました。
シルクシフォンは柔らかく軽やかな素材であって
手軽にアレンジしやすい特徴があるので選びました。
新しい素材~竹布
(HPからお借りしました)
最近気になっていた、竹布。
人と地球に優しいエコ素材、竹繊維を加工して作った布です。
あの硬い竹からできたとは思えないなめらかな肌触りと、吸水性や抗菌性にも優れています。
(竹布)は竹原料100%で作られた、再生セルロース繊維(レーヨン)です。
レーヨン(TAKEFU)という表記で、石油を原料とする合成繊維と混同しがちですが、原料は竹のみ。
土中に埋めるとわずか数ヶ月で生分解していくそうです。
TAKEFUは自然から生まれ、自然に還る繊維です。
環境にも優しく安心して使えます。
竹布の感触とメリットをご提案させていただきました。
患部のための巻き方
巻き方は、
患部に負担の掛からないよう、そして複雑でないこと。
締め付けず、ふわりとゆるめにあしらうこと。
実際に巻いていただき巻き心地の感想をいただきながら進めていきました。
普段の服は無地が多いとのことなので、
スカーフやストールで首元を守るだけでなく
おしゃれな気分も感じていただきました。
これには、ご主人様も大喜び! 本当に奥様想いの優しいご主人様です。
奥様は非常に器用で覚えも早く、
ご主人様の想いも通じて笑顔になってくれて
安心した次第です。
首元の疾患を気にされている方へ
スカーフストールが役に立つことを知っていただきたい
今回のご依頼から
首元の傷が気になる
首の患部を守りたい
首元の幹部をスカーフやストールで守れることを知っていただたいです。
それが理由で、着る服が限定されていたり
おしゃれすることを諦めていたり
良かったら、スカーフやストールを活用してみてください。
最近では、
つんくさんがストールを巻いてメディアにご出演されてますね。
勇気をいただけています。
お悩みでしたら、ご一緒にいかがでしょうか?