シルクスカーフは、
絹糸の織り方の違いから張りの強弱や印象が変わります。

ツイルシルク

綾織り
生地の織り目が斜めに走っている織物
織り目が蜜なので、シワが寄りにくい。

張りの強いものを「ツイルシルク」と呼んでいます。

張りの強い代表的なスカーフは、エルメスです。
肉厚で張りもあり、少々扱いにくい点もあります。
最高級の品質の生糸で提供しているブランドなので、長く愛用していただくための方針と考えます。
間違いなく丈夫です。

使用頻度を多くして使い込めば、張り感のある素材もこなれていきます。
あなたの肌になじんでいく一枚のスカーフに育っていくのです。

この張りを生かして、首元をスタンドカラーにしたアレンジはいかがでしょうか?
アレンジのカタチをキメやすいのは張りの強さのお陰です。
こちらは、エルメスではありませんがとても張りの強いスカーフです。
因みにジムトンプソンもの。

ジムトンプソン

正直、首元の巻き心地はよくありません。
首元から離したアレンジや服の上にアレンジするのもありです。
でも、巻き続きていけば、シルクの風合いは損なわず肌馴染みが変わってきます。

シルクサテン

朱子織り
たて糸とよこ糸五本以上から構成される織物
光沢があり高級感のある生地です。
ドレープ性がありきれいに生地が垂れます。

ノーマルな張りの「シルクサテン」は、従来のシルクスカーフです。

こちらは、扱いやすい類といえましょう。
ツイルシルクよりも柔らかい印象になります。

サテンシルクプチスカーフ

2枚の画像を掲載しましたが、お分かりになりますか?
ドレープの折り山の様子で張りの強弱が分かっていただけるかしら?

シルクサテンストライプ

厚みのある部分と透け感のある部分を交互にストライプ状に織ったもの
独特のツヤ感と滑らかさが特徴です。
日本独自の高級感の織り方です。

張りは弱く、透け感がいい意味でしなやかな印象です。

シルクサテンスカーフ
(画像はお借りしました)ふ

 

シルクシフォン

平織
たて糸とよこ糸を交互に浮き沈みさせて織る最もシンプルな織り方
丈夫で摩擦に強い特徴。

薄く透明感があり、ドレープが美しいです。
軽やかなイメージを持つので、女性らしいフェミニンでエレガントな印象になります。

この柔らかく軽い素材を生かして
空気を含むようにくしゅくしゅとただ巻くだけでニュアンスある首元になります。

シルクシフォン

シルクといっても絹糸の織り方によって
一枚のスカーフの特徴が変わります。

ツヤ、光沢、張り、
厚み、薄さ、重さ、軽さ

それぞれの持つ素材感で
扱い方も
完成したアレンジの雰囲気も
変わります。

手に取って実感していただくと更に納得していただけるのですが、
機会がありましたら
スカーフ売り場まで足を運んでみてください。