ヌケ感って、流行りの着こなしのテクニックです。
シニアさまは、これを鵜呑みにすべからず。
ふさわしいヌケ感をご提案します。
ヌケ感
そもそも、ヌケ感ってどういうことでしょう?
ということで検索≫≫≫
主にファッションやお化粧をきちんとしている中にナチュラルさや雰囲気の柔らかさを匂わせるスタイルを意味する
厳密な定義はなく、人の見た目に関して使われる言葉
見た目の感覚というものほど難しいものはありません。
全ては見る人次第なところが厄介です。
ヌケ感の手法は同じでも、加減や頃合いはそれぞれってことですね。
では、その手法をシニアさま向けにするにはどうするか?です。
年齢と共に、着崩すことは非常に危険です。
ひとつ間違えると、だらしない と思われてしまうからです。
清潔感ときちんと服を着る意識は、年々必要になってきます。
素肌を見せる
よく言われているのが、首、手首、足首の3か所の素肌を出すこと。
これは、季節にもよるところが大きいです。
若い頃の我慢のおしゃれは、そうそう通用しません。
とは云うものの、無理しない程度に少し素肌を見せると
軽やかさとアクティブなイメージで元気ハツラツに見えます。
もう、これは、季節と服のデザイン、
最終的に見せる見せないの違いを実際に感じてもらって
選択していただくしかないでしょう。
では、シニアさまにふさわしいヌケ感を作るにはどうしたいいのか?
素肌の代わりに白を使う
白色を小出しにすればヌケ感と同じような効果を作れます。
下記の画像は若いモデルさんですが、イメージはこの通りです。
いかがですか?
白いシャツ
白いTシャツ
このアイテムを効果的に使えることをお伝えします。
裾の白シャツのチラ見せは、かなりハイレベル
作為があってのものなのか、ないのかの分かれ道です。
ふたつめは、
袖口や裾を少しまくる、たくし上げる
これは、寒い季節の重ね着に使えるテクニックです。
袖口やパンツの裾を少しまくる、たくし上げるだけでも効果があると考えます。
重ね着の上物をまくれば、インの袖の色を少し見せます。
パンツの裾を少しまくれば、靴下の色を見せます。
三つめは、
白い小物を投入
白い靴やバッグ
白いマフラーや帽子、手袋
白いベルト
白いアクセサリーなどを1~2か所に添えるとヌケ感として効果があります。
こういったテクニックをシニアさま向けにうまく応用すれば
今時のスタイリッシュなスタイリングに変わります。
最後にとっておきなヌケ感!
それは、白髪(はくはつ)交じりの髪色です。
年齢を重ねた証しとして、
自然な白髪(はくはつ)交じりの髪色がいいヌケ感になるのです。
暗い重たい色の服でまとめても、髪色にヌケ感があると目線が上がります。
重たい色合いは、どうしても重心が下の方に傾いてしまうので、
更に、明るい色のスカーフでも巻いていただけたらいいんですが(笑)
一例ですが、考え方ひとつで年齢を味方にできるのです。
歳をとるのも悪くないでしょ。
自然とヌケ感が生まれるのですから。
まさに、シニアさまにふさわしいヌケ感です。
無理のないヌケ感で
若い人向けだからと諦めることもありません。
流行っているからと、そのまんま取り入れることが逆効果の場合もあるので慎重さも必要です。
わたしたち世代は、
20代の頃にバブル期やアンノン、JJ雑誌などの影響でファッションに投資してきた世代なので、
年齢を重ねてもファッションに興味を持ち続けているかたが多いです。
実年齢より若いファッション雑誌を参考にするのはいいですが、
そのまんま真似するのはプレシニア世代にありがちなこと。
素肌
白色
たくし上げる
白髪(はくはつ)交じりの髪色
あなたにふさわしい塩梅で季節と相談しながら
無理のないヌケ感でスタイリングすることはいかがでしょうか?
好感をもたれるイメージアップは、年齢と比例させるといいのかなとご提案します。
振出しに戻りますが、
ヌケ感は、厳密な定義はなく人の見た目に使われる言葉ですから。
ぬのこころスタイリングのメソッドして加えることにしました。