ファッション雑誌
「anan」や「nonno」と「JJ」
どちらを愛読していたかの違いを考えてみました。

1970年後半から80年代のファッション雑誌は、
「anan」や「nonno」を読むアンノン族と
「JJ」を読む世代に大きく分かれていた気がします。

アンノン族は、わたし世代より少し年上層で、
JJ世代は、ほぼ同世代がターゲットでした。

ファッションスタイルの違い

JJは、
バブル期全盛
ファッションブランドの流行、
華やかな色遣い
皆変わり映えのないスタイリングをした感じでした。

OLだったわたしの通勤着は、完全にJJに染まっていました。
ハイブランドのバッグ
ニューヨーカーの金ボタンブレザー
レブロンのマニュキア。。。
おかしいくらいほぼほぼ皆同じ感じ。

それが安心材料でしたし、正解と勘違いしていました。

クレージュ

バブルを経験した若年層
ブランドものに手を出せるくらいの豊かな時代。

同じ服、同じ持ち物に全く疑問も持たず、
ファッションって、こういうものなのだろう、と。
流行の流れを丸ごと鵜呑みにして
雑誌掲載の流行りものに満足していたものです。

そんな時代を通り過ぎてきた20代でしたので
年齢を重ねてもファッションへの興味はあの頃以上かもしれません。

その証拠に、
我々世代をターゲットにしたファッション雑誌やブランドが世の中に出現しています。
昔、JJだった世代を見据えたのでしょう。
需要があるとリサーチ済みなら、
いいマーケティングになります。

アンノン族は個性を尊重しているスタイル

今思うと
anan、nonnnoは
個性とライフスタイルがファッションに大きく影響されていたと改めて感じています。

アンノン族

落ち着いた色合い
ジャストサイズでないゆとりのあるサイズ感
大きなバッグ
そんなイメージを覚えています。

流行にはまらず、自分にとっていいものはいい
良質なものを見極めて選んだアイテム

ブランドや流行で選ぶのではなく、
自分の考えやライフスタイルでファッションを整えていく
地に足の着いたスタイルです。

JJに染まっていたわたしには、
アンノン族は異質で地味なイメージでしかなかったんです。

周りにアンノン族の人がいたら、
お話を聞いてみたかったかなと残念です。

今の時代のファッションリーダー

アンノン族だった時代の女性こそ、
今のわたしのファッションリーダーではないかなと感じています。

経済が衰退しても、
自分にとって価値のあるものを選ぶ精伸
良質を見極める眼
simple is best
新しい流れのグレイヘア
アンティークや古着

昔のアンノン族の女性に牽引されて、
わたしは、すっかりアンノン族チルドレンになったみたい。

少し先行くリーダーを見習い
自分の感性とライフスタイルをもとに選んでいくこと

流行よりも自分本位のスタイルを貫いていきたい。
今になって、辿り着いたアンノンなわたしです。

方位